\Dialogue night on ITABASHI vol'1ルポ


対話から私たちの未来をつくる

- Dialogue night on ITABASHI-vol1- \vol1 福祉×産業/


【パネラー】

 樋下田稔(株式会社ウキマ 代表取締役社長)http://www.ukm.co.jp/

 板橋区立小茂根福祉園 職員 http://www.komone-f.net/index02.html

 林よしえ(デザイナー tree 2)




今回は板橋区の三大産業である印刷のフィールドで、

 製本業を営み「アイレット綴じ」で有名な株式会社ウキマさんと、 

 知的障がいのある成人の方が通う板橋区立小茂根福祉園で長年作りあげてきたものです。


  都内での製本業界は完全分業でいわいる「専業」 ペーパレス化が進む現代で

"ただ売るだけでは中小企業として生き残りは厳しい。

 その中でデザインを通してデザイナーといわいる商品開発を行うようになった。

 KOMONESTカレンダーの制作過程では、 「機械でできる簡単なところは使う」

 今まで手仕事だった過程を「断裁機」を使う事で一気に効率化。

 生みの苦しみや完成製品までの創意工夫の過程。 

専業の時は「楽」であったという事がとても印象的でした

 ※仕事が楽という意味では無く 

小ロットから受注する事は決して簡単な事ではありません。

 ビジネスだけの物差しでない判断基準があり、

 「どのような人と関わりどのような製品をつくるか」  

一連、樋下田社長の優しいトーンで話される中にも

ものに対する高いこだわりが伝わりました。






 小茂根福祉園職員さんがお話されたのは

 「私たちは地域で生活しています」というキーワード。

 アートを通して活動する事で様々な人との関わりで より開けた社会に向かう。

その中心で活動されている職員さんの 言葉ひとつひとつに力がありました。





 デザイナーの林さんからは、 

「マイノリティー」「サスティビナル」というキーワードで 制作ストーリーが語られました。

 毎年形状を変更していたKOMONESTカレンダー。

 2015年より樋下田さんとの出逢いにより以後形状を「変えない」という選択をしました。

 使い続ける事ができる(サスティビナルな形状)になり、

 「続けるからこそ」でてくる価値感を大切にしているお話が印象的でした。





 製本企業と福祉園とデザイナー。

 作り上げた製品、COMONESTカレンダーは、 

小さな地域社会が「ものづくり」という分野で具現化されているように、 

他の文脈でもきっとこのような取り組みはできる、

そんなヒントがちりばめられた会となりました。




(終了後、KOMONESTの商品の販売会を行いました)